耳やへそなどのボディピアスはファッションとして装着される方も多く、当店でも様々な種類のピアスを激安通販で取り扱っています。
海外でも装着される方が多いアクセサリーですが、日本とは少し違った理由で開ける場合も多いようです。
こちらでは海外でファッション以外の理由でピアスを開ける文化をご紹介したいと思います。
宗教的な理由で
ヒンドゥー教は、日本ではあまり馴染みのない宗教ですが、世界規模での信仰者は多く宗教人口も仏教より多くなります。
そんなヒンドゥー教の宗教儀式は様々ありますが、インドでは伝統的儀式の一つとして、生後1年以内、もしくは3歳の女の子にピアスをあけるというものがあります。
理由には諸説あり、厄払いや鍼師の指導による耳ツボ刺激などが有力な説とされています。
小さな子供にも、ボディピアスが身近な国の一つとして知られています。
男女の区別をつけるために
世界には、アフリカの部族社会のように男女の社会的役割がはっきり分かれている国も多くあります。
そのため、小さな頃から子供に男女の区別をはっきり意識させる習慣もあり、ボディピアスがそのために利用されているのです。
小さな子供は男女の区別が付きにくいものですが、ピアスがあることによって女の子という目印にしているのです。
また、月齢が上がってからの穴あけは、かゆい感覚や感染症、子供がいじったりするという心配があるため、生まれてからすぐに穴あけをして慣れさせると良いと考えられています。
魔除けとして
宗教的儀式と近い理由ですが、エジプトやアフリカ各国、イランなど文化的にピアスが根付いている国では、赤ちゃんが神に近いために魔物に狙われやすい神聖な存在と考えているところもあります。
そのため、文化的儀式の一つとして赤ちゃんにピアスの穴あけを施すことはとてもポピュラーな行為となっているのです。
また、世界的にも魔物はシルバーやゴールドなどの貴重な金属が苦手という考え方は広く普及しています。
例えばブラム・ストーカー原作の「ドラキュラ」は世界的なファンタジー小説ですが、ドラキュラの設定として銀を恐れるという記述もあり、世界中で映画化・ドラマ化された際にもその設定はほとんどの場合において踏襲されています。
このことは、魔物は金銀に弱いという考え方が世界中の国々で納得できる、説得力のあるものである事を示しているのではないでしょうか。
近年は、日本でもファッションとしてのボディピアスというだけでなく、お守りとしての要素を持つパワーストーンや、自分と相性の良いイニシャルをあしらったピアスなどが人気となっています。
他にも、世界のピアスにまつわる面白い話はたくさんあるかも知れませんので、ぜひ探してみてください。